川鳥八幡神社

■所在 庄原市東城町川鳥650番地
■祭神  品陀和気命(ほんだわけのみこと)、 帯中津彦命(たらしなかつひこのみこと)、 息長帯比売命(おきながたらしひめのみこと)、 武内命(たけしうちのみこと)、 武以命(たけもちのみこと)
(相殿神)大国主命(おおくにぬしのみこと)、 国司神(くにしのかみ)

■ 例祭 10 月 29 日
■ 境内地 5313坪
■ 由緒 創立年代不詳。往古より現境内の裏山(宮山と称す)中腹に山の神と して祀り来り、文和元年(1352年)に宇佐八幡宮の御分霊を勧請したと 伝える。当社は奴可郡の3八幡宮の一つとして、川鳥村、森村、田殿村、菅 村、山中村、始終村、未渡村、田黒村の八ケ村の大氏神と称していた。なお、 明治22年に6村合併により出来た八幡村の名の由来となる。また、昔より 社領 50 石ありしを福島正則に没収されたが、今も神田と称えて不浄を禁じ る地が残っている。神社の向い4~5町の所には『鳥居が段』と称する地名 が残り、往昔の鳥居のありし所という。その付近に存する小仏堂は、朝日山 万松寺と称し、かっては当神社の別当寺であったという。

■ 神社の社叢は杉の大木が林立しているが、かっては広島県の母樹林として採 種が行われていた。 ■ 社叢には、胸高幹囲が広島県第1位の杉の巨樹がある。