振興区活動

NEW【雲南市研修】3つの事例から学ぶ「地域づくり」のこれから

令和8年9月8日、町内7振興区の役職員で島根県雲南市へ研修に行きました。
自治振報では研修の概要を紹介しましたが、ここでは研修で聞いた3つの事例を紹介します。雲南市の取り組みをそのまま八幡に取り入れるのではなく、「これからの八幡なら、何ができるだろう?」と考える材料としてご覧ください。

①雲南市「小規模多機能自治」の仕組み

行政と地域がパートナーになって地域を支える

雲南市では、市内30地区に「地域自主組織」があり、福祉、防災、子育て、買い物・移動支援、農業、文化など、それぞれの地域が抱える課題に住民自身が取り組んでいます。

特徴的なのは、「地域に任せる」だけではないこと。

行政も財源や人員、専門的な支援などで地域を支え、地域と行政がパートナーとして課題解決に取り組んでいます。
また、自治会だけでは声が届きにくい若者や女性など、多様な住民の意見を取り入れることも大切にされています。

②三新塔あきば協議会の取り組み

「空き家」を地域の課題から地域の資源へ

人口減少や高齢化で増えている空き家を、単に「減らすべきもの」と考えるのではなく、地域の新しい可能性として活用しようと取り組んでいます。

空き家の調査だけでなく、先進地視察やセミナー、ワークショップ、空き家見学ツアーなどを行い、所有者・地域・行政・専門家をつないで活用方法を探っています。

さらに、多世代が集まる「わいわい食堂」など、人が集まる場所づくりにも取り組んでいます。

現在は、地域版の空き家相談センターを目指すなど、新しい仕組みへと発展しています。

③躍動と安らぎの里づくり鍋山の取り組み

「最後まで暮らせる地域」を、みんなで支える

鍋山では約20年間、住民の声を出発点に、福祉、防災、子どもの支援、買い物・移動支援、農業、鳥獣害対策など、さまざまな取組を続けています。

その原動力となっているのが、
「一人でも喜んでくれる人のために」
という考え方。

地域の小さな困りごとも拾い上げ、必要であれば事業にしてきました。

水道検針と高齢者の見守りを組み合わせたり、移動支援「よりそい号」を運行したりと、小さな困りごとから地域の仕組みが生まれています。

さらに、収益事業については新たな組織へ移管するなど、地域自主組織そのものの役割も見直しています。

3つの事例から見えてきたこと

3つの事例に共通していたのは、単にイベントを続けることではなく、

地域の課題を知る
↓
住民の声を拾う
↓
地域でできることを考える
↓
行政や専門機関とつながる
↓
必要なら事業・仕事にする

という、暮らしを支える仕組みづくりでした。

そして大切なのは、雲南市の取組をそのまま八幡に持ってくることではありません。

私たちの地域なら、何ができるだろう?

今回の研修は、これからの八幡の地域づくりを考えるための、ひとつのヒントになりました。