振興区活動

NEW地域のこれからをめぐり、さまざまな声・提案が出されました【令和8年度市政懇談会】

令和8年9月3日に開かれた令和8年度市政懇談会の東城会場には、町内7つの自治振興区から多くの地域住民が参加しました。

はじめに「庄原ブランディングの推進」について市から説明を受けた後、地域の将来や学校、芸備線、地域資源、暮らしに関わることなど、さまざまな意見が出されました。

当日の発言から、主なものを紹介します。

5年先、10年先の地域がどうなるのか、ビジョンが見たい

人口減少が進む中、

5年先、10年先、この地域はどうなっているのか。何が残って、何が廃れてしまうのか。市として、ここはできます、ここはできませんというビジョンを出してほしい

との声がありました。

また、計画を考えて実施するまでに数年かかることについて、

そのころには、もう地域が崩壊しているような状況もある。もっとスピード感を持って、具体的に活動できないか

との指摘も。

市からも具体的な案を出して、一緒に考えてほしい

学校の統廃合や廃校後の施設利用について、

地域に「あんたらで考えろ」というだけではなく、市も一緒に、もっと真剣に利用方法を考えてほしい

との要望。

さらに、

例えば、庄原市として公設のフリースクールを設置するなど、市側からも積極的に提案してほしい

と、具体的なアイデアを示す声もありました。

これに対しては、行政も「こうしたい」というビジョンを示し、地域からの意見と「キャッチボール」をしながら、できるだけ納得できる着地点をつくっていきたいとの考えが示されました。

ブランディングだけで人口は増えるのか

「庄原の魅力や誇りを高める」というブランディングについて、

魅力の向上だけでは人口は増えないのではないか。所得保障など、もっと直接的で具体的な政策が必要では

との問いも。

市からは、人口減少は一つの施策だけで解決できるものではなく、仕事や暮らし、食、エネルギー、観光など、地域の「中身」をつくったうえで魅力を発信していく考えが説明されました。

芸備線を残すために、具体的に何をするのか

芸備線については、存続を願う声とともに、

東城・備後落合間を、例えば1日15人利用すればどうかなど、具体的な数字を示してもらえれば、地元も取り組みやすい

との提案がありました。

さらに、

新見から木次線を経由して宍道まで直通する列車を走らせるなど、画期的な対策を考えてはどうか

という大胆なアイデアも。

また別の参加者からは、備後落合駅で3方向から列車が集まる時間を活かし、駅ピアノを設置して地域の新しい魅力にしてはどうかという提案もありました。

「お願いばかりするのではなく、地元も月に一度、一週間に一度でも乗って、JRに『地元も支える』姿を見せることが必要」との意見も出ました。

庄原には、まだまだたくさんの宝物がある

地域の名所や資源については、

庄原は「何もないのではなく、いっぱいある

との声。

桜、スキー、鮎、米、比婆牛、神楽など、庄原にあるさまざまな資源をもっとPRし、活かしてほしいという意見がありました。

一方で、地域で守ってきた名所について、担い手が減る中で維持管理が難しくなっている現状も指摘され、

地域だけに負担を任せるのではなく、行政と地域が話しながら守ってほしい

との要望もありました。

本当の意味で、地域と行政が一緒に考えるために

このほか、東城運動公園や東城温泉、道の駅東城のトイレの改善、市道の草刈りや側溝など、日々の暮らしに関わる具体的な要望も。

また、若い世代の参加が少ないことから、「20代、30代の意見を取り入れる機会をもっとつくってほしい」との声もありました。

そして、今回の懇談会を通して繰り返し出されたのが、

「ご意見は聞きました。市役所で検討します」だけでは一方通行。お互いに意見を出し合い、キャッチボールしながら、まちをつくっていくことが大切

という思いです。

予定時間を超えても次々と手が挙がり、地域の将来に対する不安だけでなく、「地域にあるものを大切にしながら、もっと良くしていきたい」という思いのこもった、活発な意見交換となりました。